行政組織強化

  • ボリビア国 ポトシ県南西部基礎インフラ整備促進プロジェクト(2015年~2019年)

事業の背景

 ポトシ県は、鉱業、キヌア栽培などの伝統産業に加え、観光資源に恵まれており、ウユニ塩湖などに海外からも多くの観光客が訪れますが、基礎インフラが整備されておらず、産業振興のボトルネックになっています。この原因として、予算不足、事務手続きの煩雑さ、県庁と市役所の連携不足、国内外の資金援助を獲得するための情報・能力の不足、事業の立案・評価のための技術力不足等の問題が指摘されていました。
 このためポトシ県庁は、基礎インフラ整備を進めるうえで必要な行政能力の強化を通じて、地域住民の生活向上及び産業振興を図ることを目的に、本プロジェクトの実施をわが国に要請してきたものです。

事業の内容

 2015年5月8日に実施協議合意書(R/D)が締結されたことを受け、「ポトシ県南西部の基礎インフラ整備のための県庁・市役所の事業管理運営能力(技術面、業務管理面)が強化される」というプロジェクト目標を達成するため、県庁と県内の11市を対象に業務を実施しています。
 具体的には、県庁内に「事業調整・実施委員会」を設立して「組織能力強化プログラム」を策定し、県庁及び対象市役所の人材能力強化のための研修実施を支援しています。本事業により、効率的な事業実施が可能となり、インフラ整備が促進されることが期待されています。実際に、県庁の掘削技師の能力が向上し、対象市における井戸掘削事業の執行率が500%以上改善される等の成果が発現しています。