人材育成(研修)

  • 日本国内 
    課題別研修「サブサハラアフリカ地域・稲作開発振興(A)および(B)」コース研修業務委託(2016年~2018年)

事業の背景

 アフリカ地域では、1990年代後半以降、緩慢なコメ生産の増加に比して大幅な消費の増大によりコメの輸入量が急激に増加していたことに加え、世界的な穀物価格上昇が食糧不安を引き起こしており、緊急対策ならびに中長期的生産拡大が必要となっています。かかる状況から、JICAはアフリカ緑の革命のための同盟(AGRA)と協力し、2008年5月に「アフリカ稲作振興のための共同体(CARD:Coalition for African Rice Development)を立ち上げ、サブサハラアフリカ地域における稲作振興を積極的に支援してきました。本業務では、2016年度から始まる3年間で、CARDイニシアティブ加盟国(23カ国)を対象に、各国のCARD実施経験および今後の方向性を共有すると共に、各国の稲作振興促進のための継続的な情報交換に向けたネットワーク構築を促進する目的で本邦研修を実施しました。

事業の内容

 3年間にわたる本研修では延べ74名の稲作振興関係者を対象に研修プログラムを実施しました。研修プログラムを計画する際には、研修参加者が日本の稲作状況を理解し、また今の発展した状況をどのように達成することができたか、稲作生産者の苦労や工夫を交えて理解できるよう配慮しました。毎年異なる稲作技術をテーマとし、NTCIがテーマに沿った講師と視察先を選定、依頼し、また視察旅行に同行し新潟や栃木、茨城県の稲作地帯を訪れました。視察先や講師の方々とのきめ細かい事前打ち合わせが、効果的な研修プログラムの鍵になったと思われます。更には類似した問題を抱えているアフリカ諸国の研修参加者が問題点や、それを如何に克服しているか等の事例を参加者同士で共有し、ディスカッションを促進するプログラムも設けました。
 本研修参加者が自国において稲作振興を進めていく上での指針が得られ、コメ生産向上に寄与していくことが期待されています。