モーリタニア国 オアシス地域の女性支援のための開発調査
 モーリタニア国の農業は多くの作物は天水栽培で営まれているため、生産量は降雨量に左右される。特に、国内に点在しているオアシス地域では、長期の旱魃により農牧畜業が破壊的な被害を受け、経済的に自立出来なくなった多くの住民がオアシスを離れたために、過去40年間に多くのオアシスが姿を消したことが報告されている。
 本調査の目的は、ジェンダーに配慮した、オアシス住民の生活改善・貧困緩和のための地域開発の方策を明らかにし、さらに女性地位向上庁及びその他関連機関の人的・組織的能力を向上させることであった。
 調査では、(1)農業牧畜・自然管理プログラム、(2)保健衛生改善プログラム、(3)収入創出活動支援プログラム、(4)行政システム強化プログラムからなるドラフトアクションプラン(A/P)を作成した。また、ドラフトA/Pの検証と関連機関の人材のオン・ザ・ジョブ・トレーニングを目的としたパイロットプロジェクトを実施しており、そこでは野菜栽培向上、地域保健活動の推進、女性組織化、生活改善事業、女性地位向上庁の能力強化などの事業を実施している。これらの結果を踏まえ、女性地位向上庁や関連機関、また住民自身が主体となる運営体制を検証し、現地の実態に即したA/Pを作成している。