パナマ国 アラフエラ湖流域総合管理・参加型村落開発プロジェクト
 パナマ国のアラフエラ湖を含むチャグレス川流域は、パナマ運河航行のために重要な安定した水量を供給している。また、首都近郊150万人以上の住民の生活用水および工業用水の水源であり、さらには生物種の多様性の観点からも世界的に非常に重要な地域でもある。しかしながら、牧畜や焼畑による森林減少および土壌劣化による水源涵養機能の低下が懸念されている。
 同国政府はチャグレス国立公園内に既に居住していた住民に対し、パナマ環境庁を通じた伐採や焼畑の規制を実施してきたが、住民の反感を招く一方で自然環境の保全には大きな進展が見られない状況にある。従って、規制のみならず自然を守りながら住民の生活向上も実現できるような、環境と調和した生産技術の指導が喫緊の課題となっている。
 本プロジェクトは、パナマ環境庁による流域保全の普及体制を確立し、村落毎の住民有志によるグループのメンバーが、環境と両立する持続可能な生産技術を獲得・実践することを目指すものである。